山形を紹介していきたいと思います。第8話
今回は、全国的にも有名な銀山温泉を紹介したいと思います
銀山温泉は山形県と宮城県の県境にあります。
山形県の南北を横断している国道13号線を尾花沢市から国道347号線に入ると銀山温泉まで標識が案内をしてくれますので安心です。
ただ、村山市からの県道29号線は避けて頂いた方がいいかと思います。特に車は気を付けて下さい。道幅がかなり狭い山道です。それと、国道347号線で冬に宮城県側からお越しの方は冬期通行止めになりますので、交通情報を確認の上で行くことをお勧めいたします。
銀山温泉には1456年(康正2年)に発見されてから565年の歴史が刻まれておりますが、現在の風景は昭和元年に源泉のボーリングで高温多量のお湯が湧き出してからになります。高温多量のお湯が湧き出したことにより、各旅館は一斉に洋風の3層、4層の木造構造に建て替えていったと言われております。
交通網も当時は尾花沢から1日がかりだったそうですが、現在は尾花沢市から車で30分で到着できるようになっています。戦後には温泉街の洋風化も和風に変更されていき、昭和61年に「銀山温泉家並保存条例」が制定されました。風情ある温泉街を保存し観光復興に生かすことで、今も伝統ある温泉街を街をあげて守り続けています。
銀山温泉のシンボルと言えば国の重要文化財にも指定されている老舗「能登屋旅館」になります。能登屋旅館には大正ロマンの雰囲気が感じられる本館と和モダンが魅力の別館がありますが、よく写真等で見られる川沿いの建物は本館になります。
温泉街入り口になる橋からの眺めも有名ですが、やはり夜景の方が綺麗かもしれません。
帰りは空間工房のスタッフに、名物の「揚げ饅頭」を購入させて頂きました。
今回は取材の為に訪れましたが、次回は宿泊させて頂き時間の流れをゆっくりと感じてみたいと思います。