山形を紹介していきたいと思います。第16話
今回のご紹介は【蔵王温泉】です。
以前にスキー場としてご紹介いたしました蔵王温泉ですが開湯1900余年、東北屈指の規模と歴史を誇る名湯としても有名です。
マウンテンリゾートとしても人気のスポットで一年を通して賑わう温泉地です。
温泉は強酸性の硫黄泉で「美人づくりの湯」として知られております。
蔵王温泉には日帰りで入浴できる温泉場が数多くございますが、今回はその中でも人気を誇る【蔵王温泉大露天風呂】に行ってきました。
蔵王温泉大露天風呂は一度に200人は入れるという巨大露天風呂です。露天風呂は4段の棚風呂で形成されており、上流の2段が女湯、下流の2段が男湯で森林に包まれながら渓流がせせらぐ解放感抜群の露天風呂になっております。
蔵王温泉大露天風呂では石鹸やシャンプーは利用できないようです。そもそもシャワーがありません。温泉は強酸性泉ですので体をゴシゴシこすらなくても脂分が落ちやすく、目に入ると結構な痛みを感じます。また、貴金属は黒く腐食してしまうそうですので必ず外した方が良いそうです。
この蔵王温泉大露天風呂ですが冬場は閉鎖されるそうです。冬場に訪れられる際は、温泉街に「上湯」「下湯」「川原湯」と3つの共同浴場がありますのでこちらがお勧めです。
蔵王温泉に訪れて際に是非立ち寄って食べて頂きたいのが【ジンギスカン】です。
「ジンギスカン」といえば北海道というイメージですが、蔵王には古くから「ジンギスカン」を提供しているお店が多くあります。また、「ジンギスカン」を焼く鍋は山形の伝統工芸であります「山形鋳物」で兜のような形の鍋を作ったのがはじまりとされているようです。
「ジンギスカン」はいくら食べても太らない食材とされてるほかオメガ3にも良いそうです。
「いやいや、太るよ!」という方も多いのですが話を伺うと結局、「ごはんがすすむんだよねー・・・」原因はお米のようでした。
蔵王温泉は歴史の古い温泉街です。そのため道路幅が狭くなっておりますので十分気を付けて頂ければと思います。車の運転に自信がない方は大通りに面した駐車場に車を停めて、散策をしながら大露天風呂を目指すのも結構楽しいと思います。
入浴料金・大人600円 子供(12歳未満)350円
温泉効能・きりきず、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病、糖尿病、高血圧症、動脈硬化症、神経症、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進
交通アクセス
・山形蔵王ICから車で約35分(約20㎞)
・山形上山ICから車で約25分(約14㎞)
・JR山形駅から車で約35分(約19㎞)
・JR山形駅から山交バス蔵王温泉行が運航