山形を紹介していきたいと思います。第23話
今回ご紹介いたしますのは、【湯野浜温泉】でございます。
湯野浜と聞くと県内最大の海水浴場と思われる方も多いかと思いますが、温泉地としても有名なスポットになっております。
湯野浜温泉はその昔、【亀の湯】と称され天喜年間に海辺で温浴をしている亀を見つけて、この地に温泉が広まったと言われております。
湯野浜は波乗りのルーツともいわれており、1821年に1枚板で波乗りが行われた様子を綴った記録残っているそうで、これが波乗りについて記録された日本最古の文献になるそうです。
湯野浜温泉はサーフィン発祥の地だったんですね。
本題に戻ります。
旅館やホテル等でも日帰り入浴サービスを行っているところも多くみられますが、やはりここは共同浴場をご紹介したいと思います。
湯野浜温泉には「上区」「下区」の共同浴場があるのですが、今回、私が訪れたのは湯野浜温泉下区公衆浴場です。
下区公衆浴場は湯野浜振興センター・コスパ内にあるのですが、温泉入り口がなかなかわかりづらく、コスパスタッフに聞いてやっとの思いで見つけ出しました。
「オートバイならそこの狭い道入って行って前に止めてもいいですよ。」
それならばと思い入って行きましたが、オートバイを停めるにも気が引けるくらい細い道でしたが、それはそれでなかなか良い雰囲気が出ています。
中に入って券売機で入浴券を購入し、いざ入浴です。
源泉かけ流しの温泉ですのでお湯は常に新鮮な状態で綺麗でした。
源泉温度は56℃を超えているそうで、施設内に入ってくる時点でも50℃は超えているそうです。さらには加水のしてないということで、かなり熱めのお風呂になっております。
「熱いときは加水して下さいね」
と言われても、共同浴場に加水するのは勇気がいります。
浴槽の広さは大人6人はゆっくり浸かれる程度で、洗い場も広くとってあります。
ただしシャンプー、リンス、ボディーソープ等の設置はありませんので持ち込む必要があります。
海水浴帰りとか、日帰り温泉旅行、ツーリング、ドライブのついでに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
湯野浜温泉・下区公衆浴場温泉情報
入浴料金 330円(税込み)
利用時間 6:00~7:00
10:00~21:30
定休日 第2・4木曜日
泉質 ナトリウム・カルシウム・塩化物温泉
効能 関節リウマチ・変形性関節症・腰痛・神経痛・五十肩・打撲・捻挫・冷え性・
睡眠障害・病後回復期・疲労回復・県央増進・切り傷・他
アクセス
日本海東北自動車道庄名空港ICから車で15分
庄内空港から車で13分
鶴岡駅から湯野浜温泉行バス40分