暮らしやすい間取りについて~前編~

暦の上では立冬を迎えました。
白くなった鳥海山、田んぼにいる白鳥
山形、庄内の冬の訪れを感じます。
朝晩の冷え込みが厳しくなってきました。
皆さま、体調に気をつけてお過ごし下さい。

こんにちは、佐藤です。

今回は、暮らしやすい間取りについてお話ししようと思います。
住宅を新築する際に多くの方が頭を悩ませるのが、間取りです。
何から始めたらよいのか、悩んでしまいますよね。

間取りは、ご家族のライフスタイルの上に成り立つものです。
間取りについて考える前に、まずはご家族のライフスタイルを見つめなおしてみてはいかがでしょうか。

家族の人数や年齢、生活する時間帯、ペットの有無などによっても
使いやすいと思われる間取りは人それぞれです。
「これが誰にとっても一番よい間取り」という正解はないのです。

例えば、です。

リビングに階段を配した間取りは
「家族のコミュニケーションを取りやすい」と喜ぶ方もいらっしゃれば、逆に
「暖房効率やプライバシー性を損ねてしまう」と敬遠される方もいらっしゃいます。

ご家族のライフスタイルを見つめなおし、
「自分の家族にとって一番よい間取り」
を作ることがベストとなります。

間取りを考える上で、基本的に家にいる時間の長い人を優先するのがよいと思います。
あまり使わない部屋などは優先順位が低くなり、予算や土地の広さの都合によっては
諦めざるを得ないことも出てくるかもしれません。

では、どのようなところに気を付ければよいのでしょうか?
『暮らしやすい間取りについて~前編~』では、「採光」と「風通し」についてお話ししましょう。

<採光>
一般的に、東西南北に適した部屋を配置することから間取り作りは始まります。
リビングなど、たくさんの人が長時間過ごす部屋は、南東に面した、
一日を通して気持ちのよい採光が確保できる場所がよいと言われています。
逆に、トイレや浴室などの水廻りは、北西の夕日が差し込む場所や採光がうまく
確保できない場所に配置するのがよいです。

<風通し>
自然の光と併せ、自然の風を取り入れられる間取りなら気持ちよく過ごせますよね。
風が通り抜けられるよう、できれば、
1つの部屋に一直線で結べる対面した位置に窓を設置するとよいです。
また、その際に冷たい空気を取り入れる用の低い位置の窓と、
温まった熱気を逃がす用の高い窓を作ると、
外からの視線を逃がしたり、防いだりすることにも役立ちます。
通風のための窓であれば、小さくて価格の安い窓でも構いません。

以上、間取りを考える上での参考になればと思います。
次回は、「生活動線」「その他家電・家具や外構」についてお話ししたいと思います。

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